最近の東温市のニュースといえば、見奈良のレスパスシティ敷地内に「場外舟券売り場」の設置が検討されていることだ。
「場外舟券売り場」とは、競艇場のボートレースのチケット売り場のこと。つまり、ここでボートレースに賭けることができるようになるかもしれないのだそう。
率直に、なんでここに?とは思う。
レスパスシティといえば、東温市と連携して「アートヴィレッジとうおん」を推進しているところ。
同施設内の東温アートヴィレッジセンターは、ぼくもよく行くし、スタッフしてたり、イベントの企画にも関わったりしている。
同じく天然温泉「利楽」もよく利用させてもらってるし、たぶん東温市民の中でも、この複合施設にかなりよく通ってるほうだと思う。
だからこそ、ここに舟券売り場を設置する意味はよくわからない。
見奈良レスパスシティに「舟券売り場」ができることについて
ここに舟券売り場ができることにメリット・デメリットはいろいろ考えられると思う。
「不法駐車が蔓延するんじゃないか、青少年に悪影響じゃないか、暴力団が出入りしないか・・」というのが主な反対意見みたいです。(これも実際のところはわからない。犯罪率が増えるとも、子どもの進学率が変わるとも思えない)
いっぽうで、人は集まるだろうし、地区にもお金が入る、市にもお金を落としていく人が増える。ある意味では、東温市に賑わいや活気がうまれるきっかけにもなると思う。
ぼくは競馬や競輪、ボートレースなどの公営競技に悪いイメージはもってないし、何をつくっても、どこかの産業や市民の生活に影響するような外部性(よくもわるくも)が考えられるのは当たり前だし、「舟券売り場」自体に反対する理由はあまりない。
売上金の一部が、自治体に納付されて、学校や公園整備にあてられて、ぼくたち市民の生活や子どもたちの教育を向上してくれるかもしれないし。賭博行為のよくない影響やイメージをできるだけ排除しながら、自治体を通じて市民にも還元されるという面もあると思う。だから、イメージだけで反対するのは違うと思う。
けど、そのメリットとかデメリットとかはどうでもよくて。
アートや文化芸術をうたっているのであれば、もっとほかに投資するべきものがあるんじゃないかなと。せめて、その努力が見えてからじゃないかと思う。どうしても、てっとり早くお金を動かそうとしているように見えてしまうのです・・。