地域コーディネーターの研修でした。
今年の4月から始まって、なんとか5か月が経ち、夏休みも終わるので、一区切りです。
地域コーディネーターという仕事についてや、その必要性などを改めて知ることができました。(やっぱり、ちゃんと理解せず子どもたちに遊ばれと遊んでたみたいです)
~地域連携協働の理念~
未来を創り出す子どもたちの成長のために、学校のみならず、地域住民や保護者等も含め、国民一人一人が教育の当事者となり、社会総がかりで教育の実現を図るということであり、そのことを通じ、新たな地域社会を創り出し、生涯学習社会の実現を果たしていくということ
(※配布資料より)
近年、「学校と地域の連携」っていうのが国の方針としても明確にされているらしく・・・
学校も地域の人々と目標やビジョンを共有して、地域と一体となって子どもたちを育むという方向に転換していっているようです。
まあ、とにかくいろんなとこで「地域」という言葉をしつこいくらい耳にします。
地域コーディネーターの役割
研修の事例発表であった、高知県高岡郡越知町(4月にsnowpeakのキャンプ場ができたことで有名ですね)の事例では、地域コーディネーターが学校内に籍を置く形がとられていました。たしかに、活動していて学校側にそういった地域連携専門の方がいてくれたらもっとスムーズな気もしていました。
また、地域の特色を生かした活動がたくさんされていました。関わる方も多種多様だったり。地域コーディネーターの形もいろいろあるようです。
一応、ぼくも講師の方と連絡をとったりコーディネーター的な業務もするのですが、どっちかというと現場で子どもの相手をすることが多いです。(そのための細かな準備や企画を考えたりです)
2学期からの活動に少しでも活かせればと思います。
学校の先生と地域がもっと交流するべき
今回、県教育委員会社会教育課の方々をはじめ、約50名の教育関係者(地域コーディネーターだけでなく、大学の教授や校長先生や公民館長さんや、なんとか長という方が多かった気がします)の方々が集まっていました。たぶん自分がいちばん若い層だったと思います。
ワークショップでは、グループに分かれて、事例発表への質問をしたり、それぞれの地域の活動での課題などを出し合って、それに対する解決策を考えました。
それで、こんな付箋だらけになりました。
どのグループも課題はだいたい同じで
・人手不足
・後継者不足
・学校との意識の差
・資金源・・・など
でした。そもそも地域コーディネーターのような立場の人がいないところもあり、いるところもその人がいなくなったら適任者を探すのは大変のようです。
ボランティアや指導者として関わる人を集めるのがいちばん課題みたいです。
あと、気になったのは「学校側の意識の低さ」「保護者との意識の差」などです。それによる(学校地域間の)コミュニケーション不足というか、子どものための地域教育に関する熱量の差のようなものがある?ようです。
ぼくは教育現場にいるわけではないのでよくわかりませんが、たしかに先生たちはかなり忙しいし、地域連携に力を入れることで「仕事が増える・・・」と感じることもあるかもしれません。
結局、その解決策は「先生と地域と保護者でもっと飲み会すればいい」という案がでました。つまり、もっと話し合ったらいいということ。
もっと他に具体的な案もありましたが、根本はそこじゃないかと。
形は飲み会ではなくても、もうちょっと先生と気楽にコミュニケーションとれる環境とか空気づくりがあればということです。
ちゃんと地域のニーズと学校の負担になっている部分のすり合わせができれば、地域と連携することで学校の負担が減ることもあるかもしれないし・・(実際に、運動会を地域に丸投げという事例もある?みたい)
というわけで内容を詳しく書けば長くなってしまうのですが、
夏休み終わりに、学校とか地域について考える時間でした。