7日目。今日も雨。台中に日帰りで行く予定。朝早く起きて満員電車に乗って台北メインステーションへ。いちばん早いのは新幹線だけど、行きはふつうの電車(TRA)でゆっくり行くことにした。時間はあるので節約。バスも安いけどどっちがいいかわからない。台中の文字が見つからず不安だけど、おそらく合っているだろう方向の電車に乗る。
乗る前に急いで買ったファミマのコーヒーが不味い。ブラックはアメリカンしかないとこが多くて、薄くてお湯飲んでるみたい。約2時間はかかる予定。この間に文章書いたり着いてからのことを考える。

窓からのこういう景色に落ち着く。ずっと台北にいると忘れそうだけど、台湾の多くの土地は山と田園だ。そこにもたくさんの暮らしがあることに思いを馳せながら電車にゆられる。南に向かうにつれて段々と晴れてきた。ふつうの電車にしてよかった。よく寝れた。

台中駅に到着。人が少なくて安心。台北は多すぎた。行きたい本屋が2軒。本屋のためだけに日帰りで行く人は少ないだろうけど、時間は限られてるので仕方ない。適当にごはんを食べて、雨に濡れながらUbikeで向かう。
台中の本屋
本冊圖書館 Booksite

本冊圖書館 Booksite / 佔空間Artqpie 【2025.03.05】 - ekito coffee
とてもよかった。このために来る価値あり。近くにあるもう1軒は残念ながら休みだった。

台北に戻ってきて、夜は9年ぶりくらいに会う台湾人の友だちとごはんを食べた。台湾に行くときいちばんに思い浮かぶ友だちだ。結婚もして忙しいだろうなと思って連絡してなかったけど、インスタで台北にいることを知って向こうから連絡してくれた。職場もすぐ近くらしく、オフィスビルの中にある良い感じのレストランを予約してくれて、ごはんを食べながらゆっくり話した。本当に美味しかった。

彼女とは2013年シドニーで暮らしていたときに出会った。もう12年も経っていることに驚く。帰国後も一度台北を案内してくれたけど、それ以来だ。明るく優しく美人でずるい。ドリンクのオーダーも済ませて待ってくれていた。しかもぼくはゲストだから全部ごちそうしてくれるという。誕生日にとグァバのケーキも食べた。味は微妙だねと笑い合った。

ここ数年のことや今回の旅のことなどたくさん話した。数ヶ月前に他の外国の友だちを亡くしたらしく、今回会えないと一生会えないかもしれないと思い連絡をくれたという。いつが最後になるかわからない。そういった話ができる数少ない大事な人だ。元気そうでよかった。拙い中国語を披露すると褒めてくれた。次会うときは中国語だけで会話しようと約束した。