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2017年4月より愛媛県東温市に移住しました。

東温市の地元の伝統行事「吉久の百八灯」を視察してきた。

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東温市表川の河川敷で開催された「吉久の百八灯」 を視察してきました。

 

 

古くからこの吉久(よしひさ)地区に伝わり、毎年8月24日(盂蘭盆)に実施される伝統行事。市の指定無形文化財にも登録されています。

昔は子ども達だけで火を炊き、この日で夏休みの終わりの合図だったそうです。

(1965年頃にいったん取り止めとなり、1985年頃、大人が参加する形で復活しました。)

 

東温市吉久地区について

 

東温市吉久は、重信川によってできた扇状地の端っこにあたり、松山市に隣接する田園地帯です。重信川とその西側から流れている表川(おもてがわ)が合流する地点に立地する。

 

表川の北側が吉久地区の本村(ほんむら)、南側が畑川(はたがわ)となっている。豊かな水田地帯であるが、近年は兼業農家が多くなっている。

(※愛媛県生涯学習センターさんの情報より)

吉久の場所は、この辺。

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Googleさんは、こんな情報まで教えてくれるんですね。

人口は400人くらい、約130世帯(2010年)です。

 

現在の「吉久の百八灯」の様子

 

時刻は、夕方6時頃。

空がとてもきれいでしたが、人はおらず。

 

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ここで合ってるのかな?と不安になっていると、

中学生が数名集まってきました。

 

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 (↑はじまる前)

場所、とてもわかりにくいですが、

川内運動場の近く、県道23号線が高速道路と交わるところあたりです。

  

午後7時をすぎ、薄暗くなってくると徐々に人が集まってきました。

(大人30名、子供15名くらいでしょうか・・)

 

この河川敷に108つの火を焚きます(現在は半分程度)

  

百八の煩悩を去り、河川の氾濫や水難事故で亡くなった人の霊を慰め、供養を行うための行事として伝承されているそうです。

 

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炎は高く燃え上がり、  

 

『ターロモコーイ(太郎も来い) ジーロモコイ(次郎も来い) ターロモコーイ ジーロモコイ』

 

と子ども達が並んで掛け声を唱えながら、巡回して火の世話をします。
(現在は、子供達が火の周りを歩き、火の世話は大人たちが行なっていました。)

 

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まあまあ、危ないんじゃないかと思うくらい大きな炎が燃え上がり、幻想的な雰囲気でした。

 

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途中、近所の通報があったらしく、消防車が3台ほどサイレンを鳴らしてやってきましたが、、毎年のことで何事もなく安全行われていました。

  

 

一通り終わり、火が弱まってくると、その場で懇親会がはじまりました。

 

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大人たちはビールを片手に、子どもたちはジュースを飲みながら花火を楽しんでいました。

ふらっと初めて参加したのですが、その場にいるだけで楽しかったです。

地域の方にビールを頂いてしまいました。

 

東温市吉久地区の方々、もしこの記事を読まれておりましたら、

この場でもう一度お礼申し上げますm(__)m

ありがとうございました。

 

▼「吉久の百八灯」について関連記事


・東温市みんなの公共交通を考える会さん

toonbusclub.jimdo.com

 

・愛媛県生涯学習センターさん

データベース『えひめの記憶』|生涯学習情報提供システム

 (吉久の百八灯に関して、詳しく書かれています。)